2022年11月、32歳の時に子宮頸部円錐切除術という手術を受けました。
手術に至るまでの経緯や当日の様子、術後の経過まで、その時の気持ちとともに綴っていきます。
これから手術をする人や悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
この記事では、手術当日と3日間の入院生活と費用について書いていきます。
※私は医療の知識がない普通の一般人で、ここに書くことはあくまで私の体験談です。個人差や主治医によっても色々違いがありますし、私の症状や考えが一般的なわけではありません。「こんな例もあるんだ」、「こんな考えもあるんだな」と、参考程度に見てください!
手術前日 入院
朝9時半病院到着。
診察を受け、夫と一緒に説明を受けました。
- 今後のことを考えるとなるべく小さく切りたいけど、病変を全て取り切れるように少し大きめに切らなければいけないかもしれない
- 前回のコルポと組織診で出血がなかなか止まりにくかったから、もしかしたら出血を止める薬を使うかもしれない
と言われました。
説明後、入院病棟へ行き夫は帰宅。
病室は2人部屋だけど、とても広くて快適!
病室で看護師、麻酔科医、薬剤師、手術室の看護師からの説明をそれぞれ受けてゆっくり過ごしました。
手術が始まる前に手術室で流す音楽を選ぶことができたんだけど、聞く余裕あるのかな〜なんて思っていました。
12時頃昼食。
メニューはうどん、卵焼きあんかけ、ほうれん草のごまあえ、ヨーグルト。
16時までにシャワーを浴びるとのことで14時頃シャワー。
18時頃夕食。
メニューはご飯、大根とエビのあんかけ、鱈と付け合わせのスナップエンドウ、切り干し大根、キウイ。
THE 病院食って感じだけどおいしくて完食!
20時半頃、処方された寝付きをよくする薬と便を出やすくする薬を飲みました。
薬を飲んだ後もあまり眠くならずに、家族や友達がたくさん連絡をくれて本当にありがたかったです。
そのおかげか、病院に来てからは不安や緊張はあまり感じませんでした。
入院の2日前くらいが不安のピークだったかもしれません。
23時頃就寝しました。
子宮頸部円錐切除術 当日
6時半頃起床
体温と血圧を測定してもらい、気分も体調も良好!
人生初の手術なのに、当日も不安や緊張はあまりありませんでした。
歯磨きや洗顔をして、渡された手術用の靴下を渡されて履き、ゆっくり過ごしました。
昨夜飲んだ薬のおかげか、7時と7時半に便を出し、8時前くらいから少し緊張してきました。
8時半頃、再び体温や血圧を測定後、夫が来てくれました。
この頃はコロナもあって、家族とは待合室で一瞬言葉を交わす程度でした。
9時手術室入室。
点滴や心電図、手術用の帽子を装着、麻酔した時に落ちないように手足を固定されました。
麻酔の前は前日にリクエストした曲が流れてたけどあまり聞こえなかった?聞いてる余裕がなかった?ような気がします。
麻酔が始まると少し咳き込み、クラクラしてきてそのまま目をつぶり意識がなくなりました。
咳込みもめまいも事前に言われていたので、パニックになることなく落ち着いていられました。
たぶん10時頃?手術終了。
ベッドの上で意識朦朧のまま病室へ戻ります。
途中で夫が立ってたけど、この時は掛け声に頷く程度しかできませんでした。
病室に戻って看護師さんが「少ない出血で済んだみたいですよ」と言ってくれてすごく安心しました。
コルポと組織診後に大量出血したトラウマがあり、痛みより何よりも出血を心配してたので…
精密検査後の大量出血については、#1の記事をご覧ください。
【子宮頸部円錐切除術】高度異形成からの手術後の経過 #1 手術に至った経緯
その後、スマホをいじれるようになったのが10時半前くらいだったと思います。
まだ焦点が定まらず誤字脱字のオンパレードのLINEを送っていました。
クラクラすることはないけど少し体がだるく、それよりも下腹部の痛みが強かったので痛み止めを希望しました。
痛みは最初より強くなることなく若干弱くなっていきましたが、生理痛のような傷口がズキズキするような痛みでした。
先生の提案で、点滴で痛み止め投与するのではなく座薬を入れることに。
座薬の方が効き目が早く、点滴だと強すぎて、朝食を食べていないので消化器に影響が出るかもしれないとのことでした。
11時40分頃から少しずつ痛みが緩和していって、家族や友達と普通に連絡が取れるようになりました。
病室に戻ってから2時間経過の12時半頃。
体温と血圧を測定し、ベッドの上で起き上がれるようになりました。
この2時間で看護師さんが3〜4回測定に来てくれていて、とても心強かったことを覚えています。暑さや寒さもとても気遣ってくれました。
この時から看護師立ち会いの元、トイレに行けるようになりました。
立ち上がる時も歩いてる時もフラフラせず通常通りで、手術着から自分のパジャマに1人で着替えることもできました。
この時点で出血はほぼ無し。
トイレの時に少し着くくらいだが、これくらいなら問題ないとのことです。
14時頃まで酸素マスク着用。
マスクを取って抗生剤投与し、終わって点滴をはずしました。
痛みはほぼ無く、ゆっくり過ごすことができました。
夕食を完食し、抗生物質を飲みました。手術日から4日間抗生物質を飲むとのこと。
この時あたりからナプキンに少し着くくらいの出血がありましたが、相変わらず痛みはありませんでした。
術後はお風呂に入れなかったので、持って行ったおしり拭きが大活躍!
体を拭いてさっぱりし、23時頃就寝しました。
手術翌日 退院
手術翌日は4時頃目が覚めて、そこから寝付けませんでした。
痛みや大量の出血は無し。
朝食を食べてから問診し、詰めてたガーゼを取り出血がないようなので無事退院できることになりました。
主治医から、できるだけ小さく切ることができたと言われて安心しました。
術後に子宮頸部の通路が狭くなり、生理の血が出ずに溜まって炎症を起こし酷い腹痛の原因になったりする子宮頸管狭窄症を防ぐために細いチューブが入っていると説明を受け、6日後にチューブを抜きに行くことになりました。
チューブのせいか少し違和感があるが痛みはありませんでした。
- 重いものを持ったりするのは1ヶ月くらい控えた方が良い
- 仕事は、デスクワークであれば自分の体調次第で復帰して良いが、無理せず1〜2週間休んでもいいのでは?
と言われたのでそうすることにしました。
3日間病院食だとジャンクなものが食べたくなり、帰りにマックに寄りました。
手術前も手術後も食欲は旺盛です(笑)
やっぱり自宅は最高ー!!
歩くのもゆっくりだし、チューブが入っているせいかしゃがむのがしんどいので、あまり動かないでゴロゴロすることにしました。
手術翌日も出血と痛みが全くなくてビックリ。
ですが、ピンク透明っぽいサラサラの液体は頻繁に出ていました。
同じ手術をした友達は、手術翌日もしばらく生理痛のような痛みがあったと言っていたので、本当に個人差があるなと感じました。
そんなこんなで無事に手術と3日間の入院生活が終わりました。
入院時に持って行ってよかったもの
入院時に持って行ってよかったものを紹介します。
- おしり拭き
手術後はお風呂に入れないので、これで体を拭くことができてとてもスッキリさっぱりしました。
体を拭く以外にもちょっと手を拭いたり、テーブルを拭いたりできるのでおすすめです。
- 延長コード
コンセントが遠いと、充電しながらスマホを見ることが難しくなるので、持って行ったほうが安心です◎
- パジャマ
パジャマはもちろん持って行くと思うのですが、前開きかつシンプルで、柔らかくて着心地が良く手術後も家で着れそうなものを探して見つけたのがこれです。
術後1年半経過した今でも家で着ているくらいお気に入り!私はネイビーを持っています。
- サニタリーショーツ
私は出血する心配がすごくあったので、普通のパンツではなくサニタリーショーツを持っていきました。
今までのサニタリーショーツは、その上にもう1枚パンツを履いてピタッとさせないと不安なタイプだったのですが(これわかる人います?笑)、これは1枚で安心できて今でも愛用してます。
持っていけばよかったもの
- Wi-Fi
私が以前入院した病院は、Wi-Fi完備だったのですっかり忘れてしまいました。
入院中は、あらかじめダウンロードしてあったものを見たり漫画を読んで過ごしましたが、Wi-Fiは絶対にあった方がいいです。
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手術と入院の費用について
健康保険の限度額適用認定証を利用して、手術と2泊3日の入院費込みで57,000円くらいでした。
しかし、この制度は個室代などは適用外になるのでご注意ください。
入院と手術をしたら、もっと莫大な金額がかかるイメージがあったのでありがたいです。
そして仕事を長期間休んだことによる傷病手当金(2週間程度の休暇で75,000円くらい)や、自分で加入していた医療保険も給付されたので、安心して療養することができました。
まとめ
この記事では、子宮頸部円錐切除術をした時の状況や心境と、手術をするための3日間の入院生活についてまとめました。
ずっと手術をするか悩んでいましたが、結果的に今は手術をして良かったと思っています。
同じようなことで悩んている人の助けになれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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